先日、我が家のトイレが突然吸い込みが弱くなりました。普段なら一度水を流すだけでスムーズに流れるのに、その日は明らかに排水がうまくいかず、便器の中に水が残る状態でした。最初は気のせいかと思い放置していましたが、翌日になるとますます吸い込みが悪化し、完全に詰まる寸前のような状況に。家族からも「何とかしてほしい」と言われ、ようやく重い腰を上げて原因を探ることにしました。まず最初に試したのはラバーカップの使用です。便器の排水口にしっかりとラバーカップを密着させ、吸い込みと押し込みを繰り返しました。この作業を数回行うと、少しだけ水の流れが改善したように感じましたが、完全には解消されませんでした。次に、詰まりの原因が排水管の奥にある可能性を考え、市販のパイプクリーナーを使用しました。液体タイプのクリーナーを排水口に注ぎ、しばらく時間を置いてから水を流してみると、一時的にスムーズに流れるようになったのです。しかし、数日後には再び吸い込みが弱くなり、根本的な解決には至らなかったことがわかりました。次に調べたのは、水タンクの内部です。タンクを開けてみると、長年使用してきたせいか、フロートバルブに汚れが溜まり、スムーズに動いていないことが判明しました。また、給水管の動きも鈍くなっており、十分な水がタンク内に溜まらない状況になっていました。この部分を掃除し、必要な部品を交換することで、水の供給量が正常に戻りました。その後、トイレを流してみると、驚くほど吸い込みが改善され、問題が解消されたのです。今回のトラブルを通じて、吸い込みが弱いトイレの問題は一つの原因だけではなく、複数の要因が絡み合っていることを実感しました。ラバーカップやパイプクリーナーといった簡単な方法から試すのも良いですが、タンクや排水管など、目に見えない部分にも注意を向けることが必要です。早めに対処することで、大掛かりな修理を避けることができ、結果的にコストや手間を減らすことにつながります。トイレが正常に機能することのありがたさを改めて感じた出来事でした。同じようなトラブルで悩む人には、一度タンク内部や排水管の状態をチェックすることをおすすめしたいと思います。
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