2026年1月
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トラブルを防ぐための日常的な注意
トイレのつまりや排水管のトラブルは、一度発生すると非常に厄介ですが、その多くは日々の生活における少しの注意と心がけによって未然に防ぐことが可能です。最も基本的かつ重要な原則は、トイレには指定されたトイレットペーパーと排泄物以外のものを絶対に流さないということです。水に溶けにくいティッシュペーパーやペーパータオル、ウェットティッシュ、掃除用のシートなどは、メーカーが「トイレに流せる」と表示していても、日本のJIS規格のトイレットペーパーに比べて格段に溶けにくいため、極力流さないようにするべきです。ましてや、タバコの吸い殻、食べ残し、調理で出た油、髪の毛、ペットの排泄物用の砂などを流すことは、深刻なつまりの直接的な原因となります。特に調理油は、排水管内で冷えて固まり、他のゴミと絡み合って石鹸カスのように付着し、徐々に管を狭めていくため厳禁です。また、節水型のトイレは流れる水の量が少ない設計になっているため、一度に大量のトイレットペーパーを使用すると、水量が足りずに流れきらずに途中で留まってしまうことがあります。必要であれば、一度に流す量を減らし、複数回に分けて流す工夫も有効です。月に一度程度、就寝前などに市販の酵素系パイプクリーナーを使用して、排水管内に付着した見えない汚れを定期的に分解・洗浄することも、汚れの蓄積を防ぎ、トラブルのリスクを低減させるための効果的なメンテナンスと言えるでしょう。日々の小さな習慣が、将来の大きな出費と手間を防ぐことに繋がります。