DIYで挑戦!キッチン蛇口を高くして使い勝手を向上させる手順
キッチンの蛇口が低くて、大きな鍋やボウルを洗うたびに蛇口にぶつけてしまう、あるいは無理な姿勢になって腰が痛い…。東京中野区は排水口交換した水道修理ではそんな悩みを抱えている方は、蛇口の高さを上げることでキッチン作業が劇的に快適になるかもしれません。「でも業者に頼むと費用がかかるし…」と躊躇しているなら、思い切ってDIYでの蛇口交換に挑戦してみるのも一つの手です。自分で作業すれば費用を抑えられますし、無事に完成した時の達成感は格別です。今回は、DIYでキッチンの蛇口を背の高いタイプに交換する際の手順と、失敗しないための重要なポイントを解説します。 まず、DIYを始める前に最も大切なのが準備段階です。焦って作業を始めず、しっかりと現状を確認し、必要なものを揃えることからスタートしましょう。最初に、現在お使いのキッチンの蛇口がどのようなタイプかを確認します。シンクの天板に穴が一つだけ開いているワンホールタイプか、二つ穴が開いているツーホールタイプか、それとも壁から直接蛇口が出ている壁付けタイプか。この取り付けタイプが異なると、基本的に新しい蛇口を取り付けることはできません。同時に、取り付け穴の直径や、シンク下の給水管・給湯管がどのようになっているかも確認しておきましょう。次に、新しい蛇口を選びます。重要なのは、現在の取り付けタイプに適合し、かつ希望する高さを持つ蛇口を選ぶことです。グースネックタイプなど、吐水口の位置が高いデザインを選ぶと良いでしょう。デザインだけでなく、シャワー機能や浄水機能の有無なども考慮して選びますが、必ず適合性を最優先してください。蛇口本体や取扱説明書に記載されている型番を確認し、メーカーのウェブサイトなどで適合情報を調べるのが確実です。必要な部品を選んだら、次は工具の準備です。一般的には、モンキーレンチ(サイズ調整可能なもの)、プラスとマイナスのドライバー、古い配管の接続部などに使うシールテープ、そして作業中に水がこぼれた場合に備えて雑巾やバケツなどが必要になります。蛇口の種類によっては、専用の締め付け工具が必要になる場合もあるため、購入する蛇口の説明書を事前に確認しておくと安心です。 準備が万全に整ったら、いよいよ交換作業に取り掛かります。しかし、その前に絶対に、絶対に忘れてはならない最重要工程があります。それはシンク下などにある「止水栓」を閉めることです。通常、水用とお湯用の二つのバルブがありますので、両方を時計回りにしっかりと閉めてください。閉め終わったら、念のため蛇口のレバーを開けて、完全に水が出ないことを確認します。これを怠ると、作業中に水が噴き出し、キッチンが水浸しになる大惨事につながります。安全確認ができたら、古い蛇口の取り外しにかかります。まず、シンク下で蛇口本体につながっている給水管と給湯管の接続ナットをモンキーレンチで緩めて外します。次に、蛇口本体をシンクに固定している大きなナット(またはネジ)を、これもシンク下からモンキーレンチや専用工具を使って緩めて取り外します。長年使っていると固着していることもありますが、無理な力を加えすぎず、浸透潤滑剤を使うなどの工夫も有効です。固定ナットが外れれば、古い蛇口を上に引き抜くことができます。蛇口が外れたら、取り付け穴の周りに付着した水垢や汚れをきれいに掃除しておきましょう。これが新しい蛇口をしっかりと固定し、水漏れを防ぐためのポイントになります。 いよいよ新しい蛇口の取り付けです。蛇口本体を取り付け穴に差し込み、シンクの下からワッシャーやパッキンを正しくセットし、固定ナットで締め付けます。この時、蛇口の向きがずれないように注意しながら、均等に締め付けることが大切ですが、締めすぎは禁物です。蛇口がしっかりと固定できたら、給水管と給湯管を新しい蛇口の接続口に繋ぎます。接続部分には、必要に応じてシールテープを時計回りに数回巻き付けてからナットを締めると、水漏れ防止に効果的です。接続が終わったら、いよいよ最終段階です。閉めておいた止水栓を、今度はゆっくりと反時計回りに回して開けます。いきなり全開にせず、少しずつ開けていくのがコツです。そして、蛇口本体の根元や、給水管・給湯管の接続部分から水が漏れていないか、指で触ったり、ティッシュペーパーを当てたりして念入りに確認します。水漏れがないことが確認できたら、蛇口のレバーを操作して、正常に水やお湯が出るか、シャワー機能などがあればそれも問題なく作動するかをチェックします。 DIYでの蛇口交換は、手順通りに行えば決して不可能な作業ではありません。しかし、部品の選定ミスや取り付けの不備は、水漏れなどのトラブルに直結します。もし作業中に部品が固くて外れなかったり、少しでも不安を感じたりした場合は、決して無理をせず、作業を中断してプロの水道修理業者に依頼する決断も大切です。安全第一で作業を進め、より快適になったキッチンでの時間を楽しんでください。