洗面台からの水漏れが床下まで及んでいる可能性がある場合、建物の構造に関わる問題となるため、修理を依頼する業者選びは非常に重要です。信頼できる業者に依頼しないと、適切な修理が行われず、被害が拡大したり再発したりするリスクがあります。まず、水漏れ修理だけでなく、床下の状態確認や修理にも対応できる業者を選ぶ必要があります。単なる水道業者だけでなく、リフォーム会社や、床下調査・修繕を専門に行っている業者など、複数の選択肢を検討しましょう。特に床下のシロアリ被害や腐朽が疑われる場合は、それらの専門知識を持つ業者と連携して対応できるかどうかも確認ポイントです。業者を選ぶ際は、まず会社の信頼性を確認します。会社の所在地や連絡先が明確であるか、ウェブサイトで実績や許可（水道局指定工事店など）を確認できるかなどをチェックします。インターネット上の口コミや評判も参考にしつつ、複数の情報源から判断することが重要です。次に、費用について事前に明確な説明があるかどうかを確認します。良心的な業者は、調査費用、修理費用、床下の確認や補修にかかる費用など、それぞれの項目について丁寧に説明し、詳細な見積もりを提示してくれます。見積もりは必ず複数の業者から取り、「相見積もり」を行うことを強く推奨します。これにより、費用の相場感を把握し、不当に高額な請求をする業者を避けることができます。ただし、安さだけで決めず、サービス内容や対応の質も比較検討することが大切です。床下の状態確認が必要な場合は、どのような方法で調査するのか（点検口から目視、床下カメラの使用など）、その費用はどのくらいか、調査結果をどのように報告してくれるのかなどを事前に確認しておきましょう。修理内容についても、単に水漏れ箇所を直すだけでなく、床下の乾燥や換気、必要に応じた木材の補強や交換など、床下への影響も考慮した包括的な提案をしてくれるかどうかが、信頼できる業者を見分けるポイントとなります。作業内容や費用について納得いくまで説明を求め、疑問点は遠慮なく質問しましょう。