施主検査当日の持ち物と流れ、注意すべき点
施主検査当日には、チェックリスト以外にも、いくつか準備しておくと便利なものがあります。まず、図面や契約書、筆記用具、メジャー、カメラ、懐中電灯、スリッパ、軍手などを用意しておきましょう。図面や契約書は、工事内容や仕様が契約通りになっているかを確認するために必要です。筆記用具は、チェックした箇所や気になる点を記録するために使用します。 メジャーは、床や壁の傾きを測ったり、建具の寸法を確認するために使用します。カメラは、不具合を発見した箇所を撮影するために使用します。懐中電灯は、暗い場所を照らしたり、隅々まで確認するために使用します。検査の流れとしては、まず、業者から説明を受け、その後、チェックリストに基づいて検査を行います。検査中には、気になる点があれば、遠慮せずに業者に質問しましょう。検査後には、指摘箇所をまとめて、業者に補修を依頼します。 私が新築住宅の施主検査を行った際、事前にしっかりとチェックリストを作成したおかげで、多くの不具合を発見することができました。特に、クロスの剥がれや、建具の開閉の不具合、水回りの水漏れなどは、事前にチェックしていなければ見落としていた可能性がありました。また、壁の傷や床の汚れなども、細かくチェックすることで、業者に補修してもらうことができました。 しかし、時間が足りず、十分にチェックできなかった箇所もいくつかありました。特に、電気配線や換気扇の動作などは、業者に任せきりになってしまい、後日、問題が発覚してしまいました。この経験から、施主検査は、時間をかけて、しっかりと行うことが重要だと痛感しました。また、専門家に見てもらうことも、非常に有効だと感じました。