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洗面台下の水漏れ床下浸水を早期に発見する方法
洗面台の下で水漏れが発生し、それが床下にまで広がってしまうと、目に見えない場所で建材の腐食やカビの発生、さらにはシロアリの被害などを引き起こす可能性があるため、早期発見が非常に重要です。しかし、洗面台の下は収納庫になっていることが多く、普段あまり物を出し入れしない場所だと、水漏れに気づくのが遅れてしまいがちです。洗面台下の水漏れ、特に床下への浸水を示唆するサインを早期に発見するためには、日頃から少し意識して確認することが大切です。まず、洗面台下の収納庫を開けたときに、カビ臭い、あるいはじめじめしたような独特の臭いがしないか確認してみてください。カビや湿気は、水が滞留しているサインです。次に、洗面台下の収納庫の底板や側板に変色やシミがないかを目視で確認します。水に濡れた跡や、乾いた後も残る水シミは、過去または現在の水漏れの証拠です。収納している物にカビが生えていたり、段ボールなどが湿ってふにゃふにゃになっていたりする場合も、湿気が高い状態が続いていることを示唆しています。さらに、洗面台下の配管(給水管、排水管)の周りを目で見て、濡れていないか、水滴が付いていないかを確認します。特に排水トラップの接合部分や、床から立ち上がっている給水管との接続部などを注意深く観察してください。指で触ってみて湿っていないかを確認するのも有効です。水漏れが発生している場合、これらの箇所が常に湿っていたり、水滴がついていたりすることがあります。床下への浸水が疑われる具体的なサインとしては、洗面台の周辺の床材(フローリングやクッションフロアなど)に異変がないかを確認することです。床板が膨張している、柔らかくなっている、変色している、あるいは床材の目地に隙間ができているといった場合、床下から湿気が上がってきているか、直接水が浸入している可能性が高いです。