ホールダウン金物が柱から離れた状態を放置すると、様々なリスクが発生する可能性があります。ここでは、ホールダウン金物が柱から離れた状態を放置するとどうなるのか、具体的なリスクについて解説します。まず、一つ目のリスクは、建物の耐震性が低下することです。ホールダウン金物は、地震や強風などによって、建物に力が加わった際に、柱が土台や梁から抜け出すのを防ぐための重要な役割を担っています。ホールダウン金物が柱から離れてしまうと、この役割を果たすことができなくなり、地震の際に、建物が倒壊する危険性が高まります。二つ目のリスクは、建物の歪みが発生する可能性があることです。ホールダウン金物が柱から離れた状態を放置すると、建物全体に歪みが発生し、ドアや窓の開閉がスムーズにいかなくなったり、壁や床にひび割れが発生したりすることがあります。三つ目のリスクは、建物の劣化が進行することです。建物の歪みや、隙間が発生すると、雨水が浸入しやすくなり、木材の腐食や、カビの発生を招き、建物の劣化を早めてしまう可能性があります。四つ目のリスクは、修繕費用が高額になる可能性があることです。ホールダウン金物が柱から離れた状態を放置すると、被害が拡大し、修繕が必要な箇所が増えるため、修繕費用が高額になる可能性があります。これらのリスクを回避するためにも、ホールダウン金物が柱から離れているのを発見した場合は、放置せずに、早急に対処する必要があります。