ユニットバスで聞こえる「ポタッ…ポタッ…」という音。最初は気にならなくても、静かな夜には意外と耳障りなものです。先日、我が家のユニットバスの蛇口も、このポタポタ水漏れに見舞われました。業者を呼ぶほどの事態でもないような気がして、思い切って自分で修理してみることにしました。インターネットで調べると、蛇口からの水漏れの多くは、内部にある「パッキン」というゴム製の部品の劣化が原因だとわかりました。早速、ホームセンターで交換用のパッキンを探すことに。ここで重要なのは、自宅の蛇口のメーカーと型番を控えていくことです。スマートフォンで蛇口の写真を撮っておくと、店員さんに相談する際にもスムーズです。無事に適合するパッキンと、作業に必要なウォーターポンププライヤーという工具を購入し、いざ作業開始。まず、大前提として、家全体の水道の止水栓を閉めます。これを忘れると、作業中に水が噴き出して大惨事になるので絶対に忘れてはいけません。次に、蛇口のハンドル部分のビスをドライバーで外し、ハンドルを取り外します。すると、その下に大きなナットが現れるので、これをプライヤーで慎重に緩めて外します。内部にはスピンドルという部品があり、その先端に古いパッキンがついていました。案の定、黒いゴムは弾力を失い、少しひび割れているようでした。これを新しいパッキンと交換し、あとは逆の手順で元通りに組み上げていくだけ。全ての部品を取り付け、最後に止水栓を開けて蛇口をひねってみると…見事に水漏れは止まっていました。作業時間は30分もかからず、費用も数百円。少しの手間と勇気で、 水漏れを解決できた達成感は格別でした。もちろん、複雑な故障はプロに任せるべきですが、パッキン交換のような簡単な修理なら、挑戦してみる価値は十分にあると感じました。